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学習というものには才能の差はないと私は信じています。

では、出来不出来の差はどこから発生するのか？

私は、それは自信だと思っています。

いつそれが派生するのかはわかりません。

おそらく

親御様の発言であったり、

学校の先生の発言であったり、

習い事の先生の発言であったり、

友達の発言であったりするのかもしれません。

どこかで

「キミは才能がないね」

「キミはできないね」

という言葉を耳にしたんじゃないかな、と。

そしてたまたまテストなどでよくない点を取ってしまう。

そうすると

「あ、自分はできない子なんだ」

と思い込みます。

学習というのは一つ一つ順を追っていけば必ずできるようになっています。

しかし、途中の過程を飛ばすと恐ろしく難しい道のりになります。

特に

「自分はできないからなぁ」

と考えることを止めてしまうとそれは顕著です。

訓練は「やろう」と思ってやるから効果が生まれるのです。

「やらされる練習」は単なる作業です。

例えば算数・数学の計算でなんとなくわからないけど進めてしまう子がいます。

それは「わからないものだから考えても仕方がない！」とあきらめていることが多いです。

でも一つ一つには意味があって、それを確かめながらやるんだよ、と伝えます。

すると案外、一つ一つの計算はできているものです。

どこかで作業をしてしまったんだな、と思います。

「自分ができるようになると信じられるように」

という自信をつけるように日々一緒に学習しています。

和道学園　学園長　八木洋樹